男性が不倫をする心理は、「肉体関係を持ちたい」という心理だけではありません。
他にも様々な心理が存在し、それらが複雑に絡み合って、「不倫」という道に行き着くのです。
男性が不倫する心理を正しく理解しておかないと、不倫しやすい環境をあなたが作り出してしまう可能性もあるでしょう。
そこで今回は、不倫する男性の心理状態を詳しくご紹介したいと思います。
目次
不倫する男性の5つの心理(気持ち)とは?
旦那が不倫するタイプの男性なのか、それを見極めるためには、不倫する男性心理を理解することが大切です。もしもこの心理に旦那が当てはまるのであれば、要注意となるため、しっかり理解しておきましょう。
1承認欲求を満たしたい
男性が不倫をするには、「肉体関係を持ちたい」という思いももちろんあります。しかしそれ以上に自分自身を誰かに認めてほしい欲求を満たすためでもあるのです。
- 「誰かに認めて欲しい」
- 「尊敬して欲しい」
- 「自分が存在する必要性を得たい」
このような欲求のことです。
誰にでもある感情ですが、男性は特に女性から、「存在意義を認めて欲しい」と強く思っています。
しかしそのような欲求があるにも関わらず、それをまったく満たせない状況が続いているとしたらどうでしょう?
倫理的に間違った方法を使ってでも、欲求を満たしたいと考えますよね。
実際に不倫する男性は、家庭に居場所がなかったり、パワーバランスが妻のほうが上だったりと、承認欲求を満たすことができない環境にいることが多いです。その結果、不倫をしてしまいます。
承認欲求が強い原因
承認欲求は誰にでもある心理ですが、特別に強い男性も存在します。そのような男性は以下のような特徴があることが多いです。
- 親から厳しく育てられ褒められなかった
- 成功体験が少ない
- 人の目が気になる
欲求は満たされないと、心の中で溜まっていき、とてつもなく巨大なものとなってしまいます。そのため、承認欲求を満たせない環境に長くいた経験がある人ほど、強くなっていくのです。
このような特徴を旦那さんが持っているのだとしたら、注意しておきましょう。
2女と遊んで当然だと思っている
多くの夫婦は、旦那が働いてお金を稼ぎ、妻が家庭を守るという役割分担がされているものです。しかし妻が行う「家庭を守る」という仕事を、軽く見ている男性もいます。
「誰の金で生活できていると思ってるんだ」
と言ってしまうような、女性軽視の考えを持つ男性です。
このような男性には、
- 自分が一番えらい
- 好き勝手やって当然
- 家庭のことは妻がすべてやるべき
という心理があります。
つまり、自分がお金を稼いでいるのだから、不倫くらいで文句を言われる筋合いはないと思っているのです。
古い考え方ですが、このような考えを現代でも持っている男性は実際に存在します。特に一流企業に勤めていたり、年収が高かったりする男性に多いため、注意しましょう。
3現実から逃避したい
つらい現実があると、誰でもそこから逃げ出したくなりますよね。その逃避行動として不倫をする男性も存在します。
家庭で居場所がないことも、逃避行動の原因となりますが、
- 職場でパワハラを受けている
- 子供が重い病気を発症した
- 仲が良かった友人が亡くなった
- 金銭的に追い詰められている
というようなことも原因となることがあります。
もちろん、このような環境にある人、全員が不倫をするわけではありません。むしろこのような環境だからこそ、家庭を大事にしようと思う人も多いものです。
しかしつらい現実があるにも関わらず、家庭でも居場所がなく、癒しを得られないとなると、逃避行動として不倫をすることがあります。ある意味、自分の心を守る防衛本能として、不倫をしているということです。
4復讐心
復讐心から、不倫をする人もいます。これは男性が妻に対して持っている復讐心です。
一種のあてつけ行動なわけですが、以下のようなことがあると、妻に対して復讐心を持つことがあります。
- 家庭で窮屈な生活を強いられている
- 旦那には節制をさせて妻は贅沢をする
- 妻が不倫をしている
復讐心を持つ男性は、幸福感を感じていないものです。
「自分は不幸だ」と感じているわけですが、その原因が妻にあると感じると、報復行動を取ろうとします。しかしパワーバランスが妻のほうに傾いていると、直接的に報復することはできません。
その結果、不倫をすることで、復讐したいと考えるのです。
自分勝手な恨みを持つ男性も
復讐心を持つ男性ですが、女性に非がなくても、そのような感情を持つことがあります。実は「幸福感を得にくい」という特性を持つ人が存在するのです。
このような男性は、たとえ他人の目から見たら幸せな状態だったしても、本人の中では不幸だと思っています。
幸福感を感じにくい男性の特徴として、
- マイナス思考
- ネガティブな発言が多い
- 自信がない
- コミュニケーション能力が低い
というものがあるため、この特徴がある男性は要注意です。
何をやっても満たされない男性は、自分が勝手に感じた不幸の責任を妻になすりつけます。その結果、女性に非がないのに、勝手に復讐という正義の旗をかかげ、不倫をするのです。
本人が悪いことをしていると思っていない分、他の心理よりも悪質となります。
5離婚したい
男性が不倫をしない理由といえば、奥さんや子供のためというのが一番大きいです。そのような大事な存在が抑止力となり、多くの男性は不倫をしません。
しかしその抑止力がなくなったらどうでしょうか。つまり、「離婚しても良い」もしくは「離婚したい」と思っているということです。男性がこのような心理となるのは、
- すでに夫婦関係が成り立っていない
- 愛情がなくなった
- 夫婦喧嘩が多い
という状態になったときです。
男性は基本的に女性が好きなものですので、不倫や浮気をしたいという欲求は多くの人が持っています。理性でそれを抑えているのです。
しかしその理性に緩みが出る環境があると、不倫や浮気をしたい気持ちを抑え切れなくなってしまい、行動にうつしてしまいます。
女性の存在が原因となることも多い
男性が離婚したいと思うのは、女性の存在が原因になることも多いです。奥さん以外に好きな女性ができてしまうパターンです。
好きな人ができたその時点では、男性もその気持ちを抑えようとするでしょう。しかし好きな気持ちは抑えつければつけるほど、大きくなっていくものです。敵わぬ恋だからこそ欲しくなるのは、男女問わず、すべての人間に備わっている特性でもあります。
片思いでその恋が終われば、不倫することもなく、平和な日々へ戻ることができますが、互いに惹かれあった場合、気持ちを止めることはできません。
どれだけ家庭生活が充実しており、奥さんと仲良かったとしても、1人の女性が原因で不倫が始まることもあります。恋愛する気持ちは、結婚したからといって失われるものではないため、どれほど注意していても不倫されてしまうことはあるのです。
【まとめ】家族全員の幸せが家庭円満の秘訣
不倫する男性の心理を紹介してきましたが、多くに共通するのは、「家庭での生活に不満がある」ということです。それを考えれば、不倫するのはけっして、男性だけの責任ではないということになります。
もちろん、不倫をする男性が一番悪いのですが、そうしたくなってしまう環境を作らないということが大切です。
奥さんと子供だけが幸せであれば、家庭円満とは言えません。家族全員の幸せを願うのであれば、旦那さんへの気遣いや優しさを忘れないようにしましょう。